奥様はお客様 シーズン3
奥様からの指令が下った。そう、ゴルゴを呼ぶ政治家のように、いや、俺ごときは子供を相手にするスパイ熊野郎、ディズニーのオーソーかな
※ディズニー osoで調べたら全然出てこない。結構面白い番組なんだけどなぁ指令
夕方になった昼下がり、今日は指令がないと高をくくっていた俺に一本のlineが。
『指令。寿司屋を予約せよ』
ふ、イージーなミッション()だぜ。と思ったら、さらに追加が。
『混んでるだろうから、アプリで予約状態見て、予約入れといて、混雑状況も確認よろ』
お?アプリ?? ということで寿司屋の名前を入れてアプリを探す。おー、あった、あった。
スマホの容量を削減してデータ空き作っといてヨカッターと自分の先読み力の感動。その余韻に浸りながらしながら、アプリを見る。
あれ?予約できる時間が22時からだ。おいおい、こっちは子連れだっつーの。18時にはご飯食べたい訳よ。
奥様に『直近は予約できん。混み具合確認する』と伝えて、混み具合を見ることにする。
アプリに騒いでも仕方ないので、混雑状況を調べる。
10分たった。 わ、わからん。一応、システムエンジニアを名乗っているのに全くわからん。こいつ、ユーザーインターフェース狂っとるんじやないか?
しかし、ここは運の良いことにシステムエンジニアの端くれとして、問題判別をしてやるぜ!
と、仕方ないので、このアプリに予約機能を提供しているサイトに行き、その大元の機能の稼働状況を確認する。む。。。原因がわかった!
は、廃止になっとるやんけー(ガビーン) ※ガビーンはもう古いと思うんです
奥様、アプリ詳しいんとちゃうかったんか…。
お客様の要求はハイレベル。だからこそ、価値がある
と、誰かが言っていた気がする。今適用すべきことばじゃないけど。
で、この時点でアプリ調査含め、20分経過。
あかん、これは時間かかりすぎや。奥様は空腹も相まってお怒りや。長年つきあったワイやから、わかる。これはアカンやつや。
仕方なく奥様に『待ち時間機能、廃止らしいで』と伝える。『なんで、そんなになるまでわからなかったの?(跡形もなく砕け散れ)』とのこと。 ※カッコは俺の妄想から聞こえた気がする言葉
てなわけで、店に電話。つ、つながらん…忙しいんかな。アプリで混み具合見れたら3分でここまでこれたのに。。。
諦めるかと思った10分後、やっとつながる。電話をスピーカーにしてトイレの拭き掃除していた俺は慌てて手を洗って通話に答える。
『あ、はい、店舗待ちで一時間…そうすか。落ち着くのは…21時、(´Д`)ハァ…現実無理ってことですよね?あ、はい。ありがとうございました』
あ、跡形もなく砕け散りたい。
ちなみに、電話繋がった瞬間 娘が寝たということが判明し、電話とったものの、指令がキャンセルされたのであった。
結論
こうやって俺のミッションは失敗に終わらずに済んだ。 ※いや、マテ