まるさんのブログ

日々のバージョンアップを添えて(フランス料理風)

管理しない管理職について思う

年始の箱根駅伝を見た。たぶんだが、初めて真面目に見た。実家は田舎なのでエンタメがテレビしかなかったということもあるが。普段、意識高い系のひとりとして、はてな村 散歩するのが日課みたいなものだったから、テレビだけの生活というのはある意味新鮮だった。 ネットから離れたデトックス的効果があったかもしれない。あるいは妻がいないという心理的デトックスがあったのかもしれない。

いずれにせよ、ぼーーーっと箱根駅伝をみるという贅沢をしてしまった。あれ?実はニートってすげー贅沢生活?

それから都会の生活に戻ること1日。いつもどおりはてな村を散歩していて新しいものを発見した。

管理職についてだ。 http://kodomo.benesse.ne.jp/ap/plus/

はじめパラパラと読んで(パラパラって表現は紙の本のアノテーションだと気づいた。ネットではなんという?)、意外に興味深い記事だなと感じた。で、違和感。これ、監督本人の手記じゃね?!はやくも時の人の文が読めるのでよいなぁと思ったりって、昔出した監督の本の販売的な感じだった。まぁ、いずれにせよ、監督の思想をダイジェストに理解できたのはよかった。

で、本文の感想。サマると、管理するのではなく、部下が目標にむかって自分で考え、自分で行動する。全体のバランスが崩れたときに調整するのが監督の役割だという。なるほど。

自分もそのボトムアップ方式が理想と思いつつも、どうやればよいのか不明だったので場当たり的に実験しながら知見をためていたが、ここで体系だって学ぶことができそうだった。

監督というのは、質問力と忍耐力がいる模様。質問力とは、本人たちが考えるように促す力。忍耐力は、教え子の成長のあいだ、期待値まで伸びるまで我慢する力。どちらも失敗を割り切る覚悟が入るんだと感じる。自分は失敗のとらまえかたを失敗させる覚悟と学ぶまでは色々悩んだので。質問力はまだまだだったなぁと反省。少し考え直そうと思う。

一定の共感を得た上で、この考え方を改めて考える。この教え方の対抗となるのが、おそらく大企業病なのではないか 考えはじめるようになった。

決められた達成できない目標、ルーチン化された営業活動、政治に依存するお客様の決定プロセス。どうみても自発的に何かするという感じじゃない。 そのくせ営業のマネージャーや研修人事は、営業が育たないと嘆く。当たり前だ、育ててないのだから。

そんな営業を見ながら、せめて自分の部下だけでも自発的に、のびのびと、で 自分の言った目標は責任もってやるように育てたいと思う。

企業の目標と個人の目標はフィットすれば最高だが、合わないときどうするんだろう?合わせようとするんだろうけど、どこかで折り合いをつけなきゃ行けない。その辺の目標値と企業の期待値と評価(要は給料)の折り合いをつけるテクニックはこのリンクにはかかれていないので、自分なりに見つけないと行けない。

そんなことを思った人生だった。